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ジェーン・ジン・カイスン監督プロフィール
1980 年生まれ、韓国系デンマーク人。ビジュアルアーティスト。王立デンマークアカデミーとニュー
ヨークのホイットニー美術館のプログラムで学び、映像や写真、テキスト、パフォーマンスを用いて、
記憶と主体の位置、政治的エージェンシーを主題にした意欲的な作品を発表しており、国内外で高い評
価を受けている。本作品は第7 回台湾ドキュメンタリー映画祭に招待された。

ジェーン・ジン・カイスン監督のオフィシャルサイト「JJK」はこちらから。



ジェーン・ジン・カイスン監督&ガストン・ソンディン・クン共同制作者より、日本の観客のみなさまへ

Directors

まず、東北・太平洋沖大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地のすみやかな復興をお祈りいたします。震災のもたらした悲劇は測りしれないほどですが、人々の強い意思と精神の力によって、この困難な時を、きっと乗り切っていけるものと思います。

日本で『女と孤児と虎』を上映できますことは、大きな喜びです。私たちはこの映画で、3世代の女性たちを通して、韓国における軍事化の歴史と、それが女性と子どもにあたえた影響をたどろうとしました。すなわち、日本軍戦時性奴隷とされた元「慰安婦」の女性たち、朝鮮戦争後、韓国の米軍基地周辺でセックスワーカーとして雇用された女性たち、そして、各国に送り出された海外養子たちです。

この映画の視野は国境を超えるものであり、それゆえに、これまで上映がおこなわれた韓国、アメリカ、台湾、ヨーロッパなど各国において、異なる対話を生み出してきました。私たちはこのプロジェクトに着手したときから、日本での上映を待ち望んでいました。この映画における重要な要素のひとつは、東アジアにおける日本の植民地支配の影響に関わっているからです。今日そして未来に向かって民主的市民社会を築き、国境を越えた和解をつくりだすためには、過去を知り理解する必要があります。ですから、本作品を日本で上映し、観客のみなさんと意見交換の機会をもてることは、私たちにとって、大いなる喜びなのです。

本作品について
「韓国へと帰還するディアスポラたちは、韓国の民主化と経済成長の過程で行われた特定の国民層に対する不正義をめぐり、これを語らせないよう巧妙に構築されたナラティブに「身体」をはって立ち向かい、これを揺るがす存在である。ディアスポラたちはグローバル資本主義を拡大させる韓国社会に対し、過去60年間の南北分断、韓国での米軍長期駐留という問題を突き付ける。
『女と孤児と虎』は、記憶の底に沈められ、知られず、表現のすべなく抑圧されてきた集団的なトラウマの影響を明らかにする。承認と和解、償いを望む女性たちを描き出し、彼女たちに沈黙を強いてきた構造とイデオロギーを解体する戦略的な連帯を創り出すために・・・
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プロデューサー:ジェーン・ジン・カイスン&ガストン・ソンディン・クン
監督:ジェーン・ジン・カイスン
コンセプト:ジェーン・ジン・カイスン&ガストン・ソンディン・クン
声の出演:
グレース・M・チョ
タミー・チュ
ジェニファー・クォン・ドブス
ソニ・クム
マヤ・リー・ラングヴァド
ジェーン・チョン・トレンカ
ミヒ・ナタリー・ルモワンヌ
ユ・ヨンニム
パク・チュンスン
ミュン・キスク
イザベル
ラシェル

録音:ジェーン・ジン・カイスン&ガストン・ソンディン・クン
編集:ジェーン・ジン・カイスン&ガストン・ソンディン・クン
テキスト抜粋:『束の間の幻影』(ジェーン・チョン・トレンカ)
『Find Holger Danske』(マヤ・リー・ラングヴァド)
製作:Itinrantsendsforitinerant
背景に使用されたビデオフィルム:『故郷からの旅立ちと回復』(タミー・チュ)
ビデオ提供:ASK (Adoptee Solidarity Korea) 、2008年子どもの日
TRACK (Truth and Reconciliation for the Adoption Community of Korea) 、「養子の日」フェスティバルでの人形劇(2008年)、生霊の遊び(2009年)
Steffen Nygaard、ソウルの記録(2008年)

調査協力:
キム・ドヒョン牧師(Koroot所長)
ス・ジリアン(中国人「慰安婦」調査センター)
ユ・ヨンニム(トゥレバン所長)
ヤコブ・ニールセン
チェンイェ
パク・ウニ
キム・ストーカー
トビアス・ハビネット
リー・フェスク
グレース・M・チョ
タミー・チュ
ジェニファー・クォン・ドブス
ソニ・クム
マヤ・リー・ラングヴァド
ジェーン・ジョン・トレンカ
ミヒ・ナタリー・ルモワンヌ

協力団体:
トゥレバン
ASK (Adoptee Solidarity Korea)
TRACK (Truth and Reconciliation for the Adoption Community of Korea)
GOAL (Global Overseas Adoptees’ Link)
KoRoot
中国人「慰安婦」調査センター
ナヌムの家
姉妹の家

資金援助:
カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)
Yip Harburg 財団
デンマーク芸術協会

翻訳
リム・ユンキュン
キム・テジョン
パク・ヨンジェ
チェンイェ
キム・ユメ
ビアン・フェン
シ・ウェンルイ

操り人形製作:
ジェーン・ジン・カイスン
ガストン・ソンディン・クン
アレクサンダー・カンタロフスキー

人形使い:
ジェニファー・クォン・ドブス
ジェーン・チョン・トレンカ
マヤ・リー・ラングヴァド
エリ・パク・ソレンセン
ジェーン・ジン・カイスン

人形劇記録:
ガストン・ソンディン・クン

人形劇アシスタント:
イロ・リエス
マティアス・リエス
コ・スユン

音楽:
セルゲイ・プロコフィエフ『束の間の幻影』Op.22 No.11 Con vivacitá
セルゲイ・プロコフィエフ『束の間の幻影』Op.22 No.10 Ridicolosamente
ビーチ・ボーイズ『バーバラ・アン』
ジョニー・キャッシュ『リング・オブ・ファイヤー』

音響:
シム・ヒュンジュン
ジェーン・ジン・カイスン
ガストン・ソンディン・クン

音響マスター:
マイケル・メッツガー

色彩補正:
ガストン・ソンディン・クン

技術的支援
ペート・ガリンド
エド・ベラー

撮影地:
<韓国>
仁川国際空港
朝鮮戦争記念館
英語村坡州キャンプ(京畿道)
仁川自由公園マッカーサー将軍像
梨泰院
龍山米軍基地
キャンプ・ニンブル
東豆川
キャンプ・スタンレー(議政府市)
安亭里ハンフリー・キャンプ
烏山空軍基地
サンペ洞墓地
キャンプ・ケーシー
ボサン洞
西大門刑務所
ソウル日本大使館
K-care (Korean Central Adoption Resources)
Eastern Social Welfare Society
Holt Children’s Services of Korea
トゥレバン(議政府市)
ナヌムの家
軍事境界線オドゥサン統一展望台
ソウル市庁
狎鴎亭(ソウル市)
雪岳山

<中国>
上海日本軍慰安所跡
中国人「慰安婦」調査センター

<米国>
コリアン・タウン(カリフォルニア州ロサンジェルス市)

<デンマーク>
デンマーク王立美術アカデミー

Special Thanks:
メイ・ケリー
リン・T・ロックハート=ムメリ


本編では、上記のほか以下の映像が使用されています。
『「女性国際戦犯法廷」の記録 沈黙の歴史をやぶって』
取材・構成 ビデオ塾(2001年)
『女と孤児と虎』日本上映実行委員会は、2010年春、パフォーマンス・アーティストのイトー・ターリが、とあるアートフェスティバルで出会ったジェーン・ジン・カイスン監督から映画のDVDを受け取ったことがきっかけで、たちあがりました。
朝鮮半島をまきこんできた戦争と軍事化の歴史を、女性と子どもに対する暴力とコリアン・ディアスポラの視点から批判的に問い直すという社会的な内容をもちながら、同時にすぐれたアート作品となっているこの作品にほれこんだ私たちは、日本語版製作にとりくむかたわら、ジェーン監督と共同制作者のガストンを日本に招いて上映会を実施するために、準備をかさねてきました。
2011年4月に京都と大阪で上映会を開催し、DVDの販売も行うことになりました。ぜひ今後も、日本各地そして世界の様々な場所で、この映画が上映されることを期待しています。

上映会開催、DVD購入等に関するお問い合わせ
連絡先:womanorphantiger@gmail.com
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